靴に続いて、大幅に変わったのが化粧。
野外作業で帽子と安くてもしっかりした日焼け止め必須。
顔に泥がつき蚊に刺される暮らしから一転。
観光地の様なおしゃれな街に暮らすので、久しぶりに化粧を楽しんでいる。
農村に引っ越した頃は、頭の中がエコロジカルだの日本の未来だのでいっぱいだった。
それに消費者を挑発する様な仕事についていた反動で病気になって、 ナチュラルでピュアな生成り色暮らしをすることで頭がいっぱい。
あっという間の年月だったけれど、年齢を重ねて柔軟になって、 残りの人生もまだまだ長いし、与えられた環境を楽しんだ方が良いんじゃない?
宗教とさえ思われていたオーガニックやベジタリアンが市民権を得て、都市は暮らしやすくなってる。
慣れ親しんだ新宿の百貨店へ出向いて、有名な化粧品コーナーを回る。
インバウンドへの対応で、想像以上の変化。 いちいち長蛇の列。
昔を懐かしんでも仕方なく、その列の長さと並ぶ人の観察も面白い。
聞いたことはあるけれど使用したことがないブランドも多く、 かつて仕事で化粧品の開発に関わっていたこともあって、 カウンターの女性たちや男性たちに色々教えていただくのもまた楽しい。
都市の暮らしのために刷新することにしたのは、 パヒューム、アイブロウ、アイシャドウ、ベース。 そして畑があるので使用できず、冬の喜びだったネイル。
若い頃から約20年も飛び越えての出戻りメイク。
もちろん、農村にいても必要なときはネットで購入できたけれど、 そもそもほとんどメイクをしないのだから。
エイジング、在り方、子供の目線、いろいろなことを新しく考え直さなくちゃなりませんでした。
余計なものを買いたくないし、失敗するのも嫌なのが化粧品。
だから、ゆっくりリサーチして、賢く買い物するつもり… だったのに、想像以上に衝動買いをして失敗もしてしまいました。
一言で言うと、メイクについてはオーガニックから少し離れました。
近所にオーガニックコスメ専門店があるのでお世話になっていたいけれど、 デパートコスメをリサーチした後では、店員の知識も異なるしサンプルなども少なく結果的に失敗が多い。
デザイン性や質感の点でも物足りなくなった。
そして、煌びやかすぎるDiorからは距離をとり、好みではなかったCHANELに手を出したり。
ほとんど縁がなかったブランドを見直したり。
やっぱりNARSが好きだけれど、普段使わないチーク類に心奪われたり、 ADDICTIONのアイシャドウについつい手を出しては使わず。 最終的にはフェイスパウダー探しで一苦労。
化粧品を整理しながら、スタメンが見えてきたところ、
引っ越ししてから購入していないのに、お世話になってきたTOM FORDはあいかわらず残ってました。
そんな風にゆっくりリサーチしながら
年齢を重ねた自分を作り直す様にわかってきた大人のメイクのことを
次に綴りたいと思います。
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